伝統と革新が出会う場所から生まれたN･endは、日本を代表する酒造メーカーである宝酒造が手がけた限定の吟醸スタイルの日本酒です。兵庫県灘の歴史ある白壁蔵で仕込まれ、この地の清らかな水と恵まれた醸造環境のもと、一二〇〇本だけ丁寧に造られました。メロンを思わせる瑞々しい香り、なめらかな口当たり、澄んだ余韻が静かな洗練を添え、どのような食卓にも自然に調和します。

N･endが大切にしているのは、宝酒造が長年培ってきた技と自然への真摯な向き合い方を、現代の国際的な文脈の中でどのように伝えていくかという考え方です。UltraSuperNewは、この価値を現代的なブランドストーリーとして再構築し、どのように見せ、語り、体験として届けるかをデザインしました。その過程で、クラフトマンシップ、サステナビリティ、そして進化というN･endの核となる要素を明確に言語化し、ブランドの土台として形づくりました。 ロンドンで披露されたN･endは、外交官やワイン評論家、日本酒愛好家の間で大きな話題となりました。このデビューを成功に導くうえで、UltraSuperNewは重要な役割を果たしました。英国での発表イベントの企画と制作に至るまで一貫して携わり、N･endがふさわしい存在感と洗練をもって市場に立ち上がるための基盤をつくりました。 精米歩合のような技術的な指標だけでは語りきれない価値を届けるために、N･endのストーリーは技、自然への敬意、そして未来への視点を中心に据えています。宝酒造が取り組むメタン排出削減や有機米栽培の試みを背景に、N･endは伝統を守りながらも、新しい時代の日本酒が持つべきあり方を静かに提示しています。